正月は特別。

「女の人は正月もゆっくりできないわ」

正月三が日のある日、ママが自分とチャックに言った。テレビで言ってたのを聞いて共感したらしい。

 

ママは

「我が家に気遣いはないのかしら」

と、嫌味っぽく。

 

えっ?

チャックと顔を見合わせた。

 

正月休みに入ってからのことを、

いっしょに一つずつ確認することに。

 

まずは朝起きる順番。

パパかチャックが1番で、次はそのどちらか。

 

食洗機の食器などの片付けや、

お茶沸かしなどキッチンの準備。

パパ。

 

洗濯と洗濯物の取り込み。

パパ。

 

朝食や夕食の片付け。

パパ。

 

トイプーの散歩。

パパ。

 

チャックのお風呂、ドライヤー、着替え。

これもパパ。

 

チャックといっしょに、

「ママ、十分ゆっくりしているよね」

「勘違いしてる?」

 

しかしママには言えず、そのままに。(後が怖い)

 

ママの思い込みは、今も続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変化に驚き。

1か月ほど前、ちょっとしたことをきっかけに、
仕事場のデスクまわりを整理した。
いらないもの、今後いらないと思うものを、思いきって捨てた。
自分の気持ちの中では、以前話題になった整理整頓術を超えるものと思っている。


以前のデスクの上は、書類や資料、冊子等が入り乱れて積み重なっていた。必要なものも要らないものも一緒。とりあえず、取っておこうという感じ。


それが今は、パソコンと固定電話とスマホだけ。ものを置けないようにデスク横の机も撤去した。
会議などで配付された書類は、だいたいその日のうちに処分するようにした。

メールで送られてくる資料もプリントアウトせずに、見た後はパソコンかサーバーに保存。必要性が低いものはそのままにしておく。


書類を作成する時は、関係する紙の資料が手元にないと落ち着かなかったが、作業中はデスクの上にいっさい何も置かないことにした。パソコンのマウスも外した。

 

この状態は今も維持できている。
仕事に支障がないどころか、スピーディーに進められている。
やっかいな問題も自然とクリアになっていくような気がする。
精神的にも余裕が生まれ、周りとのコミュニケーションも以前より増えた。

 

ほんの1か月余りだが、この変化に少し驚いている。
もっと良いことが起きないか期待をしつつ、
この状態をキープし、さらに無駄なもの、無駄なことを削ぎ落していきたいと思う。

 

 

 

子どもの雪遊びは特別。

久しぶりにたくさんの雪が降ったので、
家の前を雪かきすることに。

 

「パパー、チャックも手伝う」

「いいよー、スキーウェア着てきてね」

ママに手伝ってもらったのか、
チャックはスキーウェアの帽子をかぶり、
手袋をはめ、長靴をはいて、完璧な格好で登場。

 

さっそく、スコップをもって一緒に雪を運ぶ。
ぎこちないが、チャックの顔は真剣。

 

しばらくすると、
「パパー、車の上の雪降ろすね」
「いいよ。ブラシを使ってね}
車から落ちる雪に、キャッキャ言いながらブラシを動かしている。

「パパー、これのほうが早いよー」
「おもしろ~い」
なんと、ボンネットに体をのせて
両腕で雪を降ろしているではないか。
「チャック、車が壊れるから車の上に乗るのはやめて~」

 

また、しばらくすると違う方向から笑い声が。
チャックが、雪の積もったところで転がっている。
全身雪まみれ。髪の毛は濡れて、ほっぺも真っ赤。
「パパー、長靴の中に雪が入って冷たいよ~」
雪を取ってやると、長靴の中はもう十分に水分を含んだ状態(手遅れ)。

 

「チャック、もう家に戻ったほうがいいよ」
と言って、雪かきを続けていると、

いつの間にか、道路の融雪装置から流れる水がたまっているところで遊んでいる。
水の中に雪を入れて、思いっきりかき回しているではないか。
「手が痛くなってきた~」
ビチョビチョの手袋をとってみると、両手とも腫れたように真っ赤。
「チャック、しもやけだよ。」
そう言っているうちに、地面に残っている雪をパクリッ。
「のどが渇いていたから」
「おいしいよ」
 
・・・・・。

 

家の中に連れて戻り、ママに報告。
すぐにお風呂に入ることに。

 

戻って残りの雪かきをしていたら、
玄関から

「パパー、かまくら作っておいてー」
風呂から上がったら、外に来るつもりなのか?
早めに切り上げることに。

 

子どもの雪に対する興味は、予想以上である。
集中力もすごい。
これを風邪をひくかもしれないと、
早くやめさせるのは、もったいない。

 

最後に「かまくら」を作った。

チャックは、今晩そこで寝るぐらいの
勢いで見ていた。

 

興味が湧くと成長は加速。

「英語は嫌い」

チャックは小学校に入学した当初、よく言っていた。授業中もほとんど発言しないらしく、案の定、通知簿の成績もパッとしない。

 

英語教室に通わせようか、ここで英語アレルギーになってしまったらどうしようか。ママと真剣に悩んだ。でも、まだ判断は早いと思い、チャックの力を信じることに。

 

しばらくして

「英語の授業楽しい?」

と聞くと

「英語の先生、やさしいよ」

「でも、あまり手を上げない」

よくわからない返事だが、黙り込むよりはいいと思い、これ以上は突っ込まなかった。

 

このような会話がしばらく続いたが、最近、チャックは家でも英語を喋るようになった。まだ単語くらいだが、

「サンキュー」ではなく「センキュー」。

たまに発音もいい。

また、「色と色を合わせるときの、合わせるは英語でなんて言うの?」

なかなか意欲的になってきた。

 

この前も、職場の外国人の人に

「ナイス トゥ ミィ トュー!」

と声をかけられ、

これは無理かなぁと思ってたら、

チャックは少し小さい声で

「ナイス トゥ ミィ トュー」

と返した。

初対面なのに大したもんだった。

 

親がどうこう心配しているうちに、チャックは少しずつ成長していた。

あの時、無理やり教室に通わせなくてよかった。

子どもの学びに対するリズムやタイミングは、大事である。

 

 

 

 

 

 

効果のある子どもの習い事。

子どもの将来に役立つ習い事や教育について、ネットや本などでたくさん紹介されている。

 

"子どもを○○大学に合格させた教育方法"

"○○大学の学生は幼児期にこんな習い事をしている" 

等々。

 

こういうのを真似るのはあまり好きなほうじゃないが、先日、子ども3人を誰もが羨むほどしっかり育てあげて、自身もその道を歩んでいる人に会ったので聞いてみた。

 

「子どもが小さいときに、やっておいたほうが良いことは何ですか?」

「自分のところの経験、体験や、同じような結果を出している知人が言うには、公文とピアノと水泳がいいよ」

 

ある程度予想していた回答であったが、ネットや本ではなく直接聞けたこと、またこれらを習わせるコツも聞けたので納得できた。

 

娘のチャックは、まだどれもやっていない。

この前もらった学校の通知簿を見ると、少し急がなければならないかも...

 

 

 

 

 

子どもに急がせない。

「きょう行くからね」
とチャックを学校に送り出した。


初めての授業参観だ。

自分の時は嫌で嫌で仕方がなかったが、
チャックは少し余裕がある顔だった。(期待できるかも)

 

ママと一緒に学校に行き教室に入ると、
チャックはきちんと座っていた。
こちらを向いて小さく手を振っている。(余裕があるな。ヨシッ)

 

しばらくするとチャイムが鳴って、
国語の授業が開始。

先生がいろいろと子どもたちに問いかける。
すると、元気よく手があがる。
多いときはほとんどの子どもちが手をあげていた。
今の小学校の授業風景に少しびっくり。
自分らのときは、先生から
「誰かいないのか」
と、よく怒られていたものだ。

 

時間が進み授業も盛り上がっているけど、
チャックの手がちっともあがらない。
質問の意味がわからないのか?
それとも恥ずかしいのか?
ママと少し不安に。

 

そうこう言っているうちに授業が終了。
結局、チャックの手は一度もあがらなかった。
しばらくすると、チャックは走ってママに抱き着いてきた。
(泣いてはないが、何かあったんだろう)
あえて何も言わず、戻るように促した。

 

家に帰ったチャックは何もなかったようにいつもどおりだったので、
「チャックの手をあげているの見たかったなあ」
と言うと、
「だって、たくさん人がいて、はずかしかったもん」
「でも、つぎはがんばるから」
(期待することに)


少し意地悪に、
「みんな、すごいね。○○君や○○ちゃんは何回も手あげてたじゃん」
チャックは冷静に、
「○○君はいつもあげないよ。今日だけ!」
「みんなも、あまりあげないよ」

 

もしかして、親の顔を見て手をあげていたのか?!
そう言えば、ピントがずれてる発言が多かったかも。


もしこれが本当なら、
こんな小さいときから、誰かの目を気にして無理するのって、どうなんだろう。


上司ばかり見て仕事をしているダメな会社員と同じ?

 

もう少しで、チャックにそうさせるとこだった。
ゆっくりでいいから、子どもを信じることに。

我慢。我慢。

 

 

 

ヒット商品現る。

「これ、いいねぇ」

目に入った瞬間に気持ちが
入ってしまった。

 

因島のはっさくゼリー』

のイラストが気にいった。

 

知人からお土産にいただいた。

描いた人も気になるが、

このイラストを採用した人の

勇気を讃えたい。

 

大抵のイラストは、無難にまとめて

ゆるキャラのような感じだが、

このような少しはみ出た?ものは、

見たことがない。

 

イライラしたとき、

不安なとき、

怒ったとき、

悲しいとき、

 

これを見ると「スーッと」

気持ちが落ち着く。

 

味のほうも、イラストに負けず劣らず

抜群だった。

はっさくの果肉がしっかり主張していた。

 

今まで染みついていた物の見方、考え方が、

少し変わったかも。

"いつもきちんとしていなくてもいい"

のかもしれない。

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