子どもの雪遊びは特別。

久しぶりにたくさんの雪が降ったので、
家の前を雪かきすることに。

 

「パパー、チャックも手伝う」

「いいよー、スキーウェア着てきてね」

ママに手伝ってもらったのか、
チャックはスキーウェアの帽子をかぶり、
手袋をはめ、長靴をはいて、完璧な格好で登場。

 

さっそく、スコップをもって一緒に雪を運ぶ。
ぎこちないが、チャックの顔は真剣。

 

しばらくすると、
「パパー、車の上の雪降ろすね」
「いいよ。ブラシを使ってね}
車から落ちる雪に、キャッキャ言いながらブラシを動かしている。

「パパー、これのほうが早いよー」
「おもしろ~い」
なんと、ボンネットに体をのせて
両腕で雪を降ろしているではないか。
「チャック、車が壊れるから車の上に乗るのはやめて~」

 

また、しばらくすると違う方向から笑い声が。
チャックが、雪の積もったところで転がっている。
全身雪まみれ。髪の毛は濡れて、ほっぺも真っ赤。
「パパー、長靴の中に雪が入って冷たいよ~」
雪を取ってやると、長靴の中はもう十分に水分を含んだ状態(手遅れ)。

 

「チャック、もう家に戻ったほうがいいよ」
と言って、雪かきを続けていると、

いつの間にか、道路の融雪装置から流れる水がたまっているところで遊んでいる。
水の中に雪を入れて、思いっきりかき回しているではないか。
「手が痛くなってきた~」
ビチョビチョの手袋をとってみると、両手とも腫れたように真っ赤。
「チャック、しもやけだよ。」
そう言っているうちに、地面に残っている雪をパクリッ。
「のどが渇いていたから」
「おいしいよ」
 
・・・・・。

 

家の中に連れて戻り、ママに報告。
すぐにお風呂に入ることに。

 

戻って残りの雪かきをしていたら、
玄関から

「パパー、かまくら作っておいてー」
風呂から上がったら、外に来るつもりなのか?
早めに切り上げることに。

 

子どもの雪に対する興味は、予想以上である。
集中力もすごい。
これを風邪をひくかもしれないと、
早くやめさせるのは、もったいない。

 

最後に「かまくら」を作った。

チャックは、今晩そこで寝るぐらいの
勢いで見ていた。